この記事からこのブログに訪れた方に、物凄く簡単に病歴を紹介しておきます。
・2021年パニック障害発症、現在完治した者です。簡単すぎてすみません(笑)
けっこう症状はひどく、さらに抗うつ剤の副作用で死ぬ思いをしました。
さて、本題に入りますね。
パニック障害で処方される薬と言ったら次の3つのうちのどれかです。
(それぞれの項目の下に書いてあるのが私の飲んだ薬です)
1:抗うつ剤(SSRIやSNRI等)
ジェイゾロフト錠とトリンテリックス錠
2:抗不安薬(精神安定剤)
リーゼ錠とワイパック
3:漢方薬
半夏厚朴湯、柴朴湯エキス、柴胡加竜骨牡蛎湯
もし「薬を飲んだほうがいいですか?」と誰かに聞かれたら
「抗うつ剤は、絶対飲まないほうがいい」と言いたいのが本音ですが
実際のところ、薬を飲むことで良い状態を保っている人ので
そういいにくいところもあります。
でも、ここでは本音の「抗うつ剤は、飲まないほうがいい」ということについてお話してみたいと思います。
その前に、もし上の3つのうち飲んでもいいなと思う薬を答えるとしたら
漢方薬は処方通り飲んでもいいと思いますし
精神安定剤を頓服でなら大丈夫かなと考えています。
精神安定剤を毎日飲むことは絶対にしたくないです。
ちなみに、上に書いたリーゼ錠は「非びらん性の逆流性食道炎」の時に
処方されたもので、トータル6年ぐらい飲んでいる計算になるのですが
頓服で1週間に1度や半年に1回、2年ぐらい飲んでいないなど
服用期間はバラバラで定期的に飲んでいるものではありません。
それからもうひとつ、抗うつ剤に関しては
毎日飲むことで効果が発揮されるものなので「頓服」という概念はたぶんないと思います。
何度かこのブログでも書いていますが、パニック障害の症状が出始めてから
「パニック障害」と診断をされるまでの約1カ月の間に色々調べていたので
抗うつ剤は怖いという思いがあり、最初から抗うつ剤を選択することはしませんでした。
ですが、社会復帰するためと、手の震えを止めたいとの思いから
抗うつ剤にトライをして、とんでもない目に遭ったという経験があります。
抗うつ剤に関してなのですが、私がパニック障害になった後にわかったことですが
周りにも鬱病、パニック障害などの精神疾患になった人が数人いて
みなさん抗うつ剤の服用経験者だったので話を聞いてみると
薬を飲むと「ぼ~っとしたような状態になった」とか
「体がガクガク震えた」などの症状が出たと教えてくれたので
「やっぱり抗うつ剤は危ないな」という認識を持たざるを得ない考えなりました。
ちなみに、私もその2つ症状の経験があります。
ほんとに一点を見つけてぼ~っとした状態になってしまいます。
抗うつ剤にしても、抗不安薬にしても、「神経をいじる、精神をいじる」という
薬なので、危ない薬であることは間違いないと思います。
みなさんに質問がありますが、青竹踏みや足つぼマッサージをご存知だと思いますが
これは足の裏を刺激すると、体が良くなるというものですよね?
不思議だと思いませんか。
足の裏を刺激するだけで、体が変わってしまうんですよ。
言いたいことは「これは嘘だ」と言いたいわけではなくて
そんなことで体が良い方向に変わるなら
悪い方向にも簡単に変らない?ということを言いたいんです。
つまり、これを薬に置き換えると
「薬を飲めば良くなる」というだけでなく「悪い方向にも変わるでしょ」という
認識を持って欲しいということなんです。
薬だけで精神疾患を治そうとしても、なかなか治らないのはこのためだと思っています。
だから「できれば飲んで欲しくない」と私は言いたいわけです。
抗うつ剤だけで治療をするということは
「タバコはストレス解消もできるし、頭もすっきりするし、いっぱい吸って大丈夫」
なんていう意見とさほど変わらないと感じています。
タバコと抗うつ剤を比べるのは間違っているかもしれませんが
これぐらい書かないと「抗うつ剤を飲んでれば大丈夫」という思いを消すことは
難しいと思います。
長年、精神疾患に苦しめられている人の原因は、病気そのものではなく
薬やその治療のやり方なのではないでしょうか。
(治療のやり方=体を正常な状態に戻すことをしていない)
じゃあ、どうやって治療するんだ?ということですが
私は医師ではないですし、この病気に関する専門家でもないです。
だから「これ」というもの言えないですが、ひとつ思っていることは
まず「体に、こっち”正常な位置”なんだということを何かしらの行動で
教えてあげることをしないといけない」ということです。
パニック障害になっている方の体というのは
あきらかに誤解をしている状態にあると考えています。
例えば、今ご自身の家にいるところを想像してください。
「ピンポーン♪」と玄関でチャイムが鳴りました。
「は~い、どなたですか?」と声をかけてみますが返事はありません。
ドアスコープから覗いてみると、ピエロの恰好をした人が立っています。
「うわっ、怖い」となりますよね。
でも、実際、この方はあなたの家族なんです。
ドアの前に立っている人は、何も怖がることのない家族なのにも関わらず
パニック障害の人にとっては、赤の他人に見えてしまっているのです。
だから、「怖い、どうしようどうしよう」と発作が起きてしまいます。
「目の前にいる人は、あなたの家族なんですよ」
と覚え込ませる必要があるということなんです。
具体的な解決策をお伝えするのは難しいので「これなんかどうでしょう?」という
ものを書いた記事のリンクをした貼っておくので、参考にしてみてください。
パニック障害の方が、最初にしないといけないことは
薬を飲むことではなくて、体の誤解を解いてあげることをすることです。
もし薬での治療を希望するなら、それは2番目にすることです。
vaccine-panicdisorder.hatenablog.jp