私は、過去に3度鬱病っぽいことを感じたことがあります。
「ぽい」と書いたのは、1度目と2度目に関しては
「鬱病」と判断していいのかな?という症状だったからです。
3度目に関しては、鬱病だったと思います。
「(死にたいではなく)死ななきゃいけないのかな」と当時は真剣に考えていました。
1度目は15年ほど前に、家族が死に直面した状況と
上司から今で言うパワハラを受け始めたタイミングが
ほぼ同じだったので、精神的に一気におかしくなりました。
会社に行くのが嫌で仕方なかったので、ギリギリまで家にいたいと思うようになり
着替えることすら嫌になり、寝ていた時に来ていた服の上から
さらに服を来て出社していました。帰りも、1分でも早く家に着きたいとの思いから
タクシーで帰るようになって、一週間で4,5万使っていたように思います。
もちろん、そんなことずっと続けていられないので、タクシー帰宅はすぐやめました。
この時も、死にたいとまでは思わなかったですが
「怪我をすれば休める」という思いは凄くあったので
階段の上から飛び降りてみようかとかそういうことは考えていましたし
わざと電車を乗り過ごして、最寄り駅を通り超そうとか色々なことを考えていました。
こうなると目に見えている世界は、がらりと変わってしまいます。
起きていることさえ嫌になりますし、風呂に入るのも嫌、ご飯食べるのも嫌
という風になります。家にいて落ち着くという感覚ではなくて
布団の中にいることが起つくという感情になってしまいます。
なので、ご飯を食べたとしてもすぐ布団、風呂に入ってすぐ布団
という習慣になっていました。
鬱病の人は、起きていることが辛いと言いますが
たぶん2パターンあると思います。
ひとつは、本当に起きあがる力がないパターン
もうひとつは、起きてられるのに起きてることが嫌なパターン。
1度目のこの時は、あきらかに後者のパターンでした。
この時に初めて精神科を受診したことになります。
たしか、ドグマチールというお薬を飲んでいたいと思います。
どのぐらいの期間飲んでいたかわかりませんが、会社を辞めることでしか
対策はありませんでした。会社を辞める前に薬も辞めていたと思います。
2度目は、2015年頃に転職活動をしていた時です。
この時は、転職がうまくいかずに、それが引き金になっていました。
会社に行くことは嫌ではなかったのですが、体が動かず1週間ほど休んでいました。
この時は、特に「これが嫌」という感情はありませんでしたが
1度目と同じように布団から出たくないという気持ちと
周りの風景も変わったように感じていました。
この時は、睡眠薬だけ処方されて何度か飲んでいました。
期間にすると1~3ヵ月程度で復活したような気がします。
そして3度目の今回です。
途中で「生きていくのが辛い」と思うようになりました。
そう思った原因は、「手の震えです」
家でパソコンをしているぐらいなら大丈夫だったのですが
書類を書いたりとか、自宅に鍵穴に鍵をさそうとすると震えがきていました。
パニック障害で言うところの「予期不安」もあったのかもしれません。
これが毎日積み重なって「このままじゃ、何もできない状態になってしまう」と
考えるようになって「死ななければならないんだ」と思うようになっていました。
思うように手が動いてくれないという状況だったにも関わらず
そこに関しては、特に問題がない状態だったので
「頼むから誰か助けれくれ」と毎日泣きながら叫んでいました。
今では、この症状に関しては、ひどい状況から抜け出すことができて
一応、別の病気に苦しんではいますが、楽しくは過ごしています。
不思議なもので、完治した今でもトラウマになった時の
状況が浮かんだりしますが「でも、もうその状態にならないから大丈夫」
と思えて、それがワクワクドキドキ感に変わり、良い方向にしか
いかない状態になっています。